33歳-どん底の借金から「人生の舵」を取り戻した理由
23歳の時、結婚を機に私のカナダ移住生活がスタート。
私はずっと、自分の人生をちゃんと生きていると思っていました。
無駄遣いはしない。
将来のことも考えている。
二人の生活を安定させたいし、もし子どもができたら、やりたいことを自由にやらせてあげたい。
そう思って、毎日のように節約していました。
いわゆる「爪に火を灯すような」生活です。
でも今振り返ると、
私はただ一生懸命なだけで一番大事なことに気づいていませんでした。
安心だと思っていた、その選択は?
当時の私は、お金のことだけではなく、銀行、電話、光熱費、生活に必要な諸々の契約関係をすべて夫に任せていました。
それは「丸投げしていた」という感覚ではなく、
彼の方が英語もできて、カナダの制度やお金のことにも詳しい。
だから彼に任せた方が安心だ、そう思っていたのです。
正直に言えば、自分できちんとできる自信がなかったのと、どこかで”その方が楽だ”という思いもあったのだと思います。
信頼していたつもりでした。
でも今振り返ると、その信頼の蓑の下で、
私は自分の人生の舵を握っていないということにすら気づいていませんでした。
すべてがひっくり返った瞬間
結婚10年後。夫が大きな借金を作っていたことが分かりました。
それまでコツコツ積み上げてきたものは、一瞬で消えました。
いえ、消えたどころか、マイナスです。
あれほど節約してきたのに。
あれほど将来のためを思ってきたのに。
そのとき初めて、
「お金って、こんなに簡単に失われるものなんだ」
という現実を突きつけられ唖然としました。
節約していれば安心、ではなかった
私はケチだったわけではありません。
将来が不安だった。
守りたかった。
家族の土台を、ちゃんと作りたかった。
でも、いくら節約しても、
お金の舵を自分で握っていなければ、きちんとした安心できる資産形成など出来ないのです。
この出来事で、私のお金に対する価値観は完全に変わりました。
私が選んだのは「自分に投資する」という舵
そのあと、私は考えました。
お金は、状況次第で、人(他人)に簡単に奪われてしまう。
でも、知識やスキルは誰にも取られない。
そう思って、私は自分に投資することを選びました。
公認会計士、生命保険や投資信託を扱える政府公認のファイナンス・プロフェッショナルライセンス。とにかく「自分で稼ぐ力」を身につけることに集中しました。
正直に言えば、これらの努力がすぐに大金につながったわけでも夫が作った借金をすぐに返済できたわけでもありません。
借金を返済するのにどれだけ時間がかかるかなど考えている余裕はありませんでした。 ただ少しずつでもどん底から這い上がる行動をしていないと自分の未来が不安で仕方なかったのです。
それでも、気が付けば「自分で人生の舵を取っている」という感覚、そして自分は毎日1歩ずつでも目指す目的地に向かっているという感覚だけは、その時の私を支えてくれましたし、今でもそれば私のバックボーンになっています。
舵は、途中からでも取り直せる
人生では、自分ではどうしようもない出来事が起こります。
でも、それをどう捉え、次にどんな選択をするかは、いつでも自分で決めることができます。
私は、こんなどん底を体験するなんて夢にも思っていませんでした。
でも、そこから舵を取り直しました。
このブログ
「Take the Helm ― 女たちよ、舵を取れ。」 では、
お金の話を軸にしながら、人生の舵を自分で取り直すための考え方や選択について
お話ししていきます。
このとき、私が本当は何を感じていたのか。
文章では書ききれない想いはポッドキャストで、私の声でお届けする予定です。
あなたへの問い
今、あなたは
どんなことを「誰かに任せたまま」にしていますか?